そこはまるで
お食事が楽しめる美術館
和室(座敷)
*ご利用は少人数から100名様まで
壁紙は特注の和紙を使用しており温かみのある色彩に囲まれた和室です。
代々継承している「のしの儀」という婚礼、お祝いの席にかなう正式の儀を執り行っています。
古式ゆかしい結婚式から、気軽な御会食ま御用意いたします。
二階には黒書院の部屋があります。
可動式の舞台が備え付けられたお部屋になっております。
74畳の大広間、数奇屋造りの座敷。
茶室と座敷は、それぞれに趣が違いかつ他のお客様の声が聞こえないように
独立させた造りになっております。
洋間(千波の間)
一般的には、料亭イコール和室のイメージがありますが、おく村には洋間もあります。
この洋間からは坪庭が見え、離れ的な落ち着いた雰囲気を持ちます。
床はフランスのタイルを基調としたモダンなデザインです。
*御利用は6名様まで
茶室(一庵)とその水屋
一庵では、お茶席の御利用も多くあります。
茶室は、三畳中板形式にしたがって中板は近年はめったにお目にかかれない赤松の一枚板と梅の古木の柱と竹で造り、一幅の掛物まで心をこめてととのえました。おく村で代々使われてきた古材をそのまま移築したものです。
路地を通り、つくばいで口をすすぎ、にじり口の中から茶室へ入ります。正午、夜咄など様々な茶事にご利用ください。茶懐石で一日ゆっくりお過ごしください。
インテリア
座敷の床の間の掛け軸は、小さな美術館。
季節はもちろん祝い、仏事のお軸をお掛けします。
絵画や掛け軸、陶芸などインテリアは著名な芸術家の作品が展示してあり、ちょっとした美術館です。美術館の中でのお食事のような雰囲気でもあります。お客様の中には絵画 や調度品鑑賞がお目当ての人もいます。
人間国宝・平田郷陽作「打球打」
この人形は、人間国宝・平田郷陽作(ごうよう)作の「打球打」という作品です。
14歳から人形師の父のもとで人形制作の修行を始め、大正13年に二代平田郷陽の名を継ぎました。
衣装人形の第一人者で、「打球打」は、よく美術館にも展示されるほどの名作です。
その時代に沿って変化し続ける「おく村」ですが、熊本に老舗の看板の灯が消えていく今、古き良き時代をお客様と共に過ごしていた事は大切な思い出です。
画像の一番上で水を出している人形は、今は玄関に鎮座し、昔からのお客様が懐かしめるように据えております。
庭園を楽しむ時代から、バリアフリーの時代へ。
おく村は、その時代に沿った形で皆様を御迎えいたします。
1999年10月にリニューアルした「おく村」は、コンパクトで使い勝手の良い点が特徴です。柱や備品など歴史は引継ぎながらも、広い庭園をなくして部屋数を増やし、人数や用途に応じて大広間にも普通の和室にも対応できるようになりました。さらに、店内の階段を減らしてエレベーターを設けるなど、バリアフリーにも対応しております。